内容説明
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり……
なぜ、こんなにも美しく、切なく、哀れなのか。
『平家物語』の原文を読み解くと、そこには、現代の私たちが、人生で出会う、喜び、悲しみの全てが詰まっていることに驚きます。
800年も語り継がれてきた日本人の心を、分かりやすい意訳と美しいイラストでお届けする、待望の第2弾。
意訳で楽しむ古典シリーズ
こころ彩る徒然草 ~兼好さんと、お茶をいっぷく
こころに響く方丈記 ~鴨長明さんの弾き語り
こころきらきら枕草子 ~笑って恋して清少納言
美しき鐘の声 平家物語(一)
目次
第二巻に入る前に
「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」第1章 灯籠の大臣の願い
・家族そろって熊野へ参詣・四十八の灯籠の光
・海を越えた黄金
第2章 以仁王の乱
・ついに頂点を極めた平家・老武者がもたらした陰謀
第3章 宇治橋の合戦
・成るか、反平家の大寺院連合・六回も落馬、大丈夫?
・花も咲かずに散る命
第4章 伊豆の頼朝、挙兵
・まさか、都を変更するとは・急を告げる早馬
第5章 富士川の戦い
・水鳥の羽音、平家を走らす・奈良の大仏、溶け崩れる
第6章 入道死去、経の島の土に
・火の車が迎えに来る・清盛は「ただ人ではない」って、本当か
書籍情報
定価 1,600円+税判型 四六版上製
頁数 232ページ
ISBN 978-4-86626-047-1
発売日 2019.08.27
発行部数 2万部